5月2日の日刊ゲンダイで『「こころの病」は免疫異常が原因診療が激変する可能性が』と言う内容の記事がありました。
若干にニュースソースとしては不安を抱えますが、どのような内容であるかご紹介しましょう。
fMRIという脳を可視化する検査機器により新た知見が広がったことから始まります。
その中でもミクログリア仮説という、脳内免疫細胞のミクログリア細胞の過剰活性と精神疾患の関連性に関する仮説があります。そのミクログリア細胞がストレスを受けることで過剰活性化され、正常な神経組織まで障害し、うつ病・統合失調症・認知症などを引き起こすとのこと。
ミクログリア細胞自体は免疫細胞で、脳や脊髄にあり、病原体があると戦ってくれるわけです。しかし、悪条件が重なると正常な細胞にまで攻撃をし
脳の機能や構造にまで影響を与えるそうです。
実際、うつ病・統合失調症など脳内のミクログリア細胞は過剰な活性化を起こし、精神症状が重傷なほどミクログリア細胞の活性化が強く出るということなのです。
以上が記事に書かれていた内容ですが、要約すれば「こころの病はアレルギーの一種である。」という考えがあるということです。
これを中医的に解釈した場合は、やはり陰陽のバランス状態が重要となると考えられます。陰陽アンバランスな状態に、かつどの様な条件が加味されるによってその症状変化はありそうです。
ここら辺の話は、中医的に改めて書いていきます。