学習

こころの病はアレルギー?②

こころの病はアレルギー?で書きましたが、今回は第2弾です。

中医学的な解析に入ろうと思う前に、ダイアモンド誌の書評がネットに掲載されており、気になったため急遽続編企画にしました。

『うつは「炎症」で起きる』エドワード・ブルモア著とう本の紹介なのですが、題名通り「うつは炎症疾患によって起こった。」という観点から見た話です。

前回もミクログリア細胞が免疫異常を起こす事でこころの病が起きるという、なんとなしの共通点があるわけです。てか、前回の内容の元ネタっぽしです。

著者自身は内科医であり(そうでないと権威的にはこの内容は書けないでしょうけれども)、病気があるから「うつ」になるという視点が多く見られていた今までの「うつ」の考えを、コロンブスの卵的に「炎症がうつを起こす」に切り替えた点では斬新です。

残念ながらその本には手を出していないのですが、著者のもとには科学的根拠が集まりつつあるそうです。

じゃあ、炎症はなぜ起きるのか?

やはり免疫がポイントであり、免疫細胞であるマクロファージとマクロファージを指示するサイトカインの問題だと述べられています。

前回では、簡単にミクログリア細胞が・・でしたが、理論としては、今まではBBBと呼ばれる関門があり、免疫細胞は脳まで行かないと考えられていました。

でも、「ごめ~ん!本当は、サイトカインも免疫細胞もスッカスカに通っちゃうんだよね~www」。うむ、言語道断。今までの考えと180°方向転換、ペッコリ45°の世界ですよ。

こうなると指示者であるサイトカインさんが、同じ免疫細胞であるミクログリア細胞くんに「何か泥棒いるみたいだから、ちょっと気合い入れてくんない?」ってことになり、ミクログリア細胞が活性化すると炎症が起こるのです。あとは前回と同様です。

面白くないオチですみません。今度こそ中医的に書きますが、日にちください。

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