なるべく分かりやすく表現してみたいと思います。通常、中医学では気血陰陽と言った名詞が出てきますが、そこはざっくり無視して行きます。
脚のムクミは中医学では、水が下半身にたまった状態を表します。問題はなぜ脚に水分がたまるのかということです。
脚のムクミの原因
その原因は、水の代謝が悪いからなのです。それ以外には、体の水路の滞りが考えられます。
例え下手な私が例えるならば、人体は大きな鍋に入った水(状態としてはビニール袋に水)です。その水は、重力によって下に流れているとムクミとして現れます。鍋の中の水を減らすには、①水を捨てる②鍋に火をかけて、蒸発させる。という手段が考えられます。
水路の滞りでは、筋肉の緊張が水路を妨げることによりムクミが現れます。
中医学的治療方法
漢方などでは、身体の水分を取り除く生薬や、身体を温める生薬を組み合わせたりすることで、治療を施していきます。
食養生でも、身体の水分を取り除くものはいくつかありますので、ご紹介いたします。
これからの暑い時期には、ハトムギなどを煎じてハトムギ茶にしてみたり、リョクトウを氷砂糖と煮たものを飲んだりすると良いでしょう。
また、アズキなどのも体の水分を取り除きます。体の冷える方やご高齢の方は、アズキにシナモンを少し混ぜたものなども良いですよ。
もちろん、手技療法やハリで血行を良くして、中医学でいえば気血の通りを整えることも可能です