中医の雑記

鍼の種類は様々ある。

ども、イトガクです。

前回は、痛みや安全性についてお話ししました。今回は変わり種の鍼の種類についてです。

最近の鍼灸業界で密かにブームになっているのは「刺さない鍼」こと「てい鍼」です。チタン・ステン・銀・金など材質はさまざまです。「先っぽがまるでとがっておらず、ツボに当てることで気血を整えるのが売り」です。以前に取り上げた内経という書物の「九鍼」の一本です。金・銀はさすがに肌あたりがマイルドで、当てられるだけでも「響き」を感じました。それに資産にもなるしね・・・。

つづいて、梅花鍼(ばいかしん)。例えて言えば、歯ブラシの先に鍼が付いており、その配置が梅の花のようだから、梅花鍼と言います。柄にスナップを効かせてたたきます。強くたたいて出血させることもあります。自分が学生時代は、「髪の毛の為に~」と言いながら頭をポコポコたたいてました。

さいごに「打鍼」。夢分流という流派が使っていました。お腹をそれぞれ臓腑に当てはめて、診断をします。そこに小槌と先のまるい太い鍼で、コンコンたたいていきます。結構いい音がして、そのリズムが心地よいです。治療をする人により、一回しか叩かない場合もあります。基本お腹に刺しますが、他の所も気持ちいいです。また、鍼先がとがっているバージョンもあり、刺されているのも見たことありますが、それはさすがに痛そうでした。

まだまだ氷山の一角です。鍼の世界は深遠なり。

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