中医学古典中医学学習

李可先生「人体の陽気と疾病」から語録⑦

・中気は五臓のサポート部でもある。

・本気が強いと陽化熱化実化する。本気が弱いと陰化寒化虚化する。

・脾腎は人の2本柱だ。

・脾は土に属し、全ての脾胃病にたとえ理中が効果がなくとも四逆湯を急いで使う。四逆湯は回陽し腎陽を補い、火を補い土を生む。中気が傷んでも救いようがあるが、腎気が傷むと抜陽根される。すなわち命の終わりである。

・生死の境には、陽を救うのがファーストエイド。これが基本の大法

・古代の一両は現在の一銭、つまり10分の1しか使っていない。

私は一銭=3グラム、10銭=一両、一両を30グラムとしている。それより少ないと効果がない。現在は一両=15グラムとしている。まさに30グラムの半分に満たない。

・附子

心不全の人には基本200g出す。救急であればさらに多くなる。

・細辛

細辛不過銭。傷寒論では基本量三両である。河北・劉沛然先生は重病に最大200g、私は120g使ったが問題は起きていない。欠点は辛味が強く、たくさん飲むと気持ち悪くなる。

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