へパーデン結節とは
へパーデン結節は、手指の第1関節に起こる、腫脹と痛みを伴う症状である。
現代医学では、テーピングなどで固定をして動かさないようにするという対策を採る、あるいは手術をするという事になる。
手術の後遺症で正中神経麻痺や尺骨神経麻痺などを偶発的に伴う人もいる。
鍼灸やあんまで、どのように方策するか考察として記載をする。しかし、鍼灸やあんまなどの手技的療法は、原因が明確であれば軽減や治りやすいないし治療を断念という傾向が読みやすくはなる。
鍼灸あんま治療をするにあたり
鍼灸やあんまで対応出来ない状態を、まずは把握するべきだと思う。
①関節の変形を伴う。
変形まで成ってしまったら、痛みの軽減までしか測れない。変形は治せないということ。
②現代医学的診断が、まだ出ていない。
治療者として責任を果たすのであれば、一連の検査を経て病状の原因を明らかにしてから治療に進むべきである。治療者の責務と患者さんの病状をどちらを優先するか考えるべき。
原因の考察
運動・家事・仕事など何をしても起こるときは起こる。しかしながら、この大きな要因の根本たるものは、
「手掌部筋肉群と前腕屈筋及び伸筋の過緊張から起こる手根関節と手根骨の亜脱臼を主とした、手指第一関節部の牽引と圧迫。」
と、推測する。
ご存知のことながら、人体は皮膚と筋膜にまとわれた筋繊維にラッピングされている。このラッピングする構造が問題起こす。
症状を起こすシステム
例として、ビニール袋でも何でもよいが、一つの指を下からでも上からでも引っ張れるように覆う。上と下で引っ張りあることで、自然に指が真っ直ぐに成ってしまうのを感じて頂きたい。その上下で引っ張り合うものが前腕屈筋と伸筋である。もし、上か下のどちらかの引きが強くなると、指は伸長して手根関節が屈曲をする。これがストレスとして継続的に受けていると手掌筋群も緊張し、自然に手根骨の亜脱臼が見られるようになる。
このことから手指第1関節の圧迫は強くなり、炎症による腫脹・痛み・紅潮・熱感が起きる。その後時間が経つにつれて、関節部の変形が生じる。特に、手指第1関節の特に中指は長くより圧迫のストレスを感じやすいので好発部位である。