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中医学学習

中医学の症状解説・診断学編1

概要

中国医学では、症状は古典に倣い表記をされます。特に古典を読む人や、中医学に入門をするために本を読むときに苦労を強いられることがあります。
ここでは、その悩みを少しでも解消できればと想い簡単な解説をしていますが。しかし、原因については書くとグダグダになりかねないので、症状の概念についてのみ言及しています。
なお、参考文献は『中医診断学疑難解読』人民衛生出版社です。

 

問診

臨床の時、問診で出てくるような症状の解説です。中医の問診では、「熱ある?」「36.6℃くらいだから、熱はないです。」という客観的な判断よりも、「熱ある?」「体がものすごく熱いんですよ〜」のような主観的な感覚が大事になります。

寒熱

・悪寒(おかん)

寒気を感じて、服を重ね着したり、暖を取ったりしても、寒気が軽くならない症状。

・畏寒(いかん)

寒気を感じて、服を重ね着したり暖を取ったりすると、寒気が軽くなる。

・寒熱往来(かんねつおうらい)、往来寒熱

悪寒と発熱が入れ替わり立ち替わり現れる感覚がある。決まった時間に現れる規律性と特に決まっていない非規律性がある。

・潮熱

決まった時間に発熱や、熱感が強くなるように感じるようになる。潮の満ち引きのように規律性があることから潮熱という。

①陽明潮熱(ようめいちょうねつ)

又の名を日晡潮熱(ひほちょうねつ)。日晡とは十二刻の晡時、つまり申の刻である午後3時〜5時に熱感が強くなる症状。腹部の張りや硬さがあり、腹部を押されることに抵抗があり、便秘・実脈などの症状を伴う。

②湿温潮熱(しつねつちょうねつ)

身熱不揚(しんねつふよう)があり、午後や夜間に熱が強くなり、頭や体の重だるさや、胃の付近の不快感、舌苔の膩(じ)苔を伴う。

身熱不揚

肌に触れ始めは熱さを感じないが、少しすると手が焼けつくように熱くなる。と、教科書に書かれる症状。体の表面には出ないが、体の内部にこもるような熱感。

③陰虚潮熱(いんきょちょうねつ)

又の名を骨蒸潮熱(こつじょうちょうねつ)。午後・夜間に微熱が現れ、熱は骨から広がるように出る感覚。

・微熱

低熱(ていねつ)ともいう。熱感はあるけれども、そこまで高熱の感覚は無い。

 

汗は、陽気によって津液が気化して、玄府から体表へと出たもの。汗の構成には物質の津液・変化の動力である陽気・汗の出口である玄府が関わる。

・無汗(むかん)

汗が出るべき時に、発汗をしない。

 

・自汗

目覚めている日常状態でいつも発汗する状態。体を動かすと発汗が強くなる。

・盗汗

寝るときに汗をかき、眼が覚めると汗が止まる。

・戦汗

悪寒と振戦(震え)から先に始まり、その後に発汗をする。

・絶汗

脱汗(だつかん)、大汗淋漓(だいかんりんり)とも言われる。病状が危険な状態に現れる大量の発汗。

 

 

 

 

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