中医学古典中医学学習

李可先生「人体の陽気と疾病」から語録③

・中医には本来エマージェンシーの方法は存在する。傷寒論は疫病治療成功の経験集で、どんな状況ではどのような方法をとるかはっきり書かれている。

・中医は動物実験から得た何かではない。生きた人は動物とも違うし、100人が100人のモデルを持つ。現代医学と違い、一種類の薬を研究し多くの人に飲ますことはない。

・古中医学は、実は漢代以前の中医学である。漢唐以降は主要な観点を誤解する節がある。近現代や西洋化以後の中医も、多くの間違えた考えが見られる。

・古代では脾胃は竃に乗せられた釜、腎気は竃にある火と例えられた。食べ物を加工するのに火が少ないとどうやって加工出来るか。

・鍵となるのは竃(カマド)の火を守るのと、少陰の元陽を保護して散らさないこと。

・一鍼二灸三服薬と過去には言われてきた。鍼は経済的に安く、解決できる病気も多い。さらにはエマージェンシーとしての効果があり、現代医学よりも早く処置が出来る。状態が落ち着いてから薬を使う。

・孫思邈が中風になり煮散を作った。煮散とは、生薬を粉にしてお湯で服用すること。効果の速さは湯>煮散>丸。自身で服用し、小続命湯は中風の治療範囲だと証明した。

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