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李可先生 「人体の陽気と疾病」から抜粋①

李可先生は山東省出身で、火神派の有名な人物の1人。ガンの治療などでも成果を挙げられており、使う生薬の量や種類から「毒を以って毒を制す」治療を体現されていた方の1人です。

臨床の話を聞く限りは、全て伝説レベルの話になるのでどこまで事実かはわかりませんが、中医を愛し信じて実行されていた先生だと思います。イトガクは、そもそも彭子益先生の「円運動の古中医学」という本から注釈をされた李可先生に興味を持ちました。

私イトガク以外にも中国でも信奉者は多く、故・小髙修司先生も李可先生の方法を使われていることもあり、個人的にこの文章内容を小髙先生に贈らさせて頂きました。

これから何回かは李可先生を取材した本から、その抜粋内容をご紹介させていただきます。

・気は血の帥。気血のバランスとは、血が血管の中を緩やかに通り・巡り・流れて栄養を五臓に出来ているかである。これは気の推動や統帥によるものであり、気が弱ければ出血をする。

・出血には陽気を回復させて統帥作用を整えれば良い。

・陰陽とは気血の関係である。

・歯茎の出血も補気すれば良い。当帰補血湯を使い、当帰は黄耆の半量を使う。

・湿気の強い人は、夏になるととてもかゆい湿疹が出る。その痒みは夏に陽気が発散し、体の陽気も発散される過程で体内な余計なゴミが出て行っているようなものだ。良いことである。もし治したいのであれば桂附理中丸を使う。

・夏に西洋参は洋参の代用が出来るか?出来ない。

・肝炎などで清熱解毒を使い、しばらくして数値が正常になるが、リバウンドする。これは寒涼が病人の陽気を傷める為で、回復は困難である。清熱解毒は熱毒があり初めて使える。

・李が直した100例あまりの抑うつ症の基本は四逆湯であり、附子を徐々に増量した。ある段階になると匂いの強い汗が出て、話が出るようになり笑うようになった。

・病気になるものは大学生が多く家庭が貧しく、環境のストレスが大きい。

・人の頭部は陽気の集まる場所なので、高血圧の症状が出て長い時間をかけて治療をしても良くならない。これは濁陰が原因であり、陽気の場所を奪ってしまた為。清陽が昇らず、濁陰が降らない。肝陽上亢とは異なる。

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