中医の雑記養生法

小雪

前フリ

気温が急激に下がり始めて、降雪が始まるも大雪まで至らないことから「小雪」と言われます。
中国ではこの時期から中国のベーコンにあたる「臘肉(ろうにく)」が作られる時でもあります。個人的には臘肉のチャーハンが好きでした。

太陽の光の不足が冬季うつになる

閑話休題
本来の秋冬であれば乾燥している時ではありますが、少しだけ潤いがある時と言われています。日光照射量が少なくなる事から、心理にも影響され抑うつなどが出やすくなる時でもあります。

主に出てくる状態
①気分が落ち込む
②仕事が以前よりうまく処理できない
③疲れやすい、おっくう
④楽しくない
⑤集中力・思考力の低下
⑥睡眠時間延長や朝起きにくい
⑦食欲減退または亢進

中医では、七情という感情と臓腑の繋がりを表す言葉があります。怒りは肝を傷つけ、喜びは心を傷つけ、思うは脾を傷つけ、憂いは肺を傷つけ、恐れは腎を傷つけるとあります。

また、清代御典医である黄元御先生は、「気が沈むべきものが沈まず、沈んでも下腹に溜まる陽気が足りなければ気持ちが落ち込むようになる。」と考えています。陽気が足りない、気が降りて下腹が収まらないということを問題視しています。

そのため中医の古典「黄帝内経」では冬は太陽の光を浴びれる時間に起きると良いとしています。その事で陽気を取り入れることが出来るとのことです。

それ以外にも、体を冷やさないのは当然のこと。足の裏をさすって温めてあげてマッサージを加えるのも良いでしょう。
体を温めるのに、ショウガやシナモン、コショウなどを使いうまく冬を過ごしていきましょう。

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