中医学古典中医学学習

李可先生「人体の陽気と疾病」から語録⑨

・教科書上で書かれている生半夏の量は1gだが、私が1ヶ月で使う量は30~50gあり、附子と出す量は変わらない。

・傷寒論の半夏は生半夏である。後ろには「洗」とあるが、熱湯で洗い流したものである。

・制半夏は水に15日つけて発酵させて、さらに水と白礬を加えまた15日。その後生姜と甘草と一緒につけて15日全部で45日かかるが、これでは薬の糟でしかない。

・半夏は辛潤でネバネバ本来はしている。全ての辛のものは潤性を持ち津液を生む附子などの大辛も津液を生む。左先生は附子は通陽生津液、陽が生まれることで陰は長らえると言っている。

・狭心症は痰湿瘀濁からなり、それらが陽位を侵している。高血圧と道理は同じである。清陽が昇らず、濁陰が降らない。陽気が至らなければ陽気は虚して、清陽は昇らず、濁陰が降らなくなる。

・中医の治療とは、保護することである。自己修復機能のスイッチを入れること、自身の持つ外邪に対向するためのパワーを動かすことで守る。附子剤を使ううち、多くの問題が発生し、気分が悪くなり、嘔吐や下痢が出る。これは元気が徐々に回復し、体内で正邪が争うことで出る反応である。

・奔豚は突然臍の下から気が突き上げてきて、意識を失ってしまう症状。実際は元陽虚で、上に衝く気を下で抑えられないため、気が上昇してしまう。

・傷寒論の六経弁証は、経絡と関係を持つ

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