漢方と鍼灸あんまの専門家・中医師 イトウガクです。... 続きを読むよ。
オリエンタルコスモス • 中医の雑記 • 学習
2019年9月30日
昨年辺りから、中国での母校である北京中医薬大学の日本校友会のメンバーで、中医の用語の世界的な標準化する辞典をつくろうという流れがありました。... 続きを読むよ。
2019年8月8日
こんにちは、オリエンタルコスモスの中医師・伊藤岳です。
漢方の世界では、日本漢方・中医に限らず「証」を重要視します。「証」は字の通り証拠であり、身体の状態を表すための証拠基準と言ったところででしょう。
今回は、中医の「証」について解説をしたいと思います。
証の概念
人は、時間軸の中に生きていいます。今ここに、人生と言う名の一本軸があるとします。この一本軸のある段階のポイントで出ているのが現「証」であり、その証は時事刻々と変化が生じていきます。
診察では、あなたが持つ症状群に対して、現在どんな症状が・いつから・どのように起きているか・本来ある体質などを知る事で、「今の証」を立てていきます。
... 続きを読むよ。2019年8月3日
この時期暑いはずなのに、「風邪を引いた」という方が多く見られる傾向があります。
症状はおおよそ、セキ、水っぽい鼻水、のどの痛みがほとんどです。
中医で風邪を引くメカニズム
中医の考えでは、気の低下=つまりは免疫力低下が起こり、「外邪」と呼ばれる外的気候変化や細菌・ウイルスなどを体が受け入れてしまいます。
外邪を受け入れることで、症状を起こします。これを「外感」と呼びます。当然、免疫力が低下の状態なので、体の中へと侵攻していきます。
外感の基本特徴は、みなさんが葛根湯を飲むような症状が多く「首・肩・背中のこわばり、発熱、悪寒」を主症状とします。これ以外であれば、体の中へと邪気侵攻の可能性が考えられます。
夏特有の病的原因
本来夏には、暑さに湿気を伴う気象状態を原因にする外感をおこしやすくなります。それを「暑湿」といい、風邪の症状に加え、体が蒸し暑く感じる発熱・体の重だるさ・食欲不振・食べても味が感じにくいなどの症状が現れるようになります。... 続きを読むよ。